宮城谷昌光氏の「春秋名臣列伝」と「戦国名臣列伝」です。
この方の本は「晏子」や「孟夏の太陽」である程度読んでいるのですが、この時代の風俗にかなり通じているなと感じていました。
「史記」や「十八史略」の片片の記憶と、今回購入のこの本で、今一度、個性豊かな人物伝を国ごとに頭の中で整理しようと思います。
記憶というのはイメージと一緒に記憶するほど固定されやすいらしく、文明史で眺めた写真と、名臣伝がセットで頭に瞬時にイメージできるようになればと期待しています。最終的には日蓮大聖人の御書に引用されている故事が瞬時に理解できればと。
春秋時代には、歴史的な重要さをもたない小国を除いて、以下十五国を記憶すればよいらしいです。戦国は先に上げた七雄ですね。
東周・魯・斉・晋・秦・楚・宋・鄭・衛・曹・陳・蔡・燕・呉・越
これを消滅順に並べ直して
曹・陳・呉・蔡・晋・鄭・宋・越・魯・東周・燕・楚・衛・斉・秦
の順に読んでいこうと。晋は滅亡というより、韓・魏・趙への分割なのですが、この三国は戦国に入る時期にあたるためこの順としました。B.C.475年より以前(春秋時代)に滅んだ国は曹と陳のみです。曹は宋にB.C.487年、陳は楚にB.C.478年に滅ぼされました。
名臣列伝に掲載されている20人のいる国のみで並べると、
呉(3人)・晋(5人)・鄭(2人)・宋(1人)・魯(2人)・楚(2人)・衛(2人)・斉(2人)・秦(1人)
です。
それでは、脱線しながらも春秋時代を呉から楽しませてもらいましょう!
▲写真右は主要国興亡図を文明史より書写
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