学会の職員について、
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学会の職員として戦うことは、君にとって、最高の人生の道だろうと、私は思う。
しかし、職員の精神は、二十四時間、会員への奉仕だ。自分の自由な時間もなければ、プライバシーさえなくなると思わなければ、職員の使命を全うすることなどできないよ。
職員というのは、自ら願って、人生を広布に捧げる人だ。
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いつの日か、あなたはヨーロッパ広布の大指導者として、歴史に名を残すことになるでしょう。その時に、ドクターでもある大リーダーが、狭いアパートに住んでいたということが、きっと語り継がれることになるよ。
人間は、寝る時も、死ぬ時も、畳一畳分のスペースですんでしまう。境涯が広く、大きければ、住むのは狭い家で十分だ。広ければ掃除が大変だよ。
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信心について、
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信心というのは、その弱い自分の心との戦いなんだ。御書にも『心の師とはなるとも心を師とせざれ』と仰せじゃないか。自分の心を制することができてこそ、まことの信仰の勇者といえる。
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これは、「菜根譚」の「魔を降す者は先づ自心を降せ、心伏すれば即ち群魔退き聴く」の条文も浮かんでくる箇所です。
日本の宗教観について、
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日本の宗教の多くは、国家に隷属してきた長い歴史をもち、冠婚葬祭のための儀式宗教となって久しい。およそ宗教が社会的な力となることは稀であるし、宗教が個人の思想、信条、生活に、深く根差しているとはいい難い。だから、一人が複数の宗教に所属しているケースもあるし、自分の宗教や宗派の教義を、いっさい知らないということも、決して珍しくはない。いわば、形骸化した宗教の氾濫が、日本の宗教事情といえよう。
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人生について、
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私は、試練や障害に出あうたびに、これでまた一つ、人生のドラマができたと思い、勇んで立ち向かってきた。人間はみな、わが人生劇場の主役なんだから、どうせなら堂々たるヒーローを演じようじゃないか。青年には、その気概が大事だよ。
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飛行機がトラブルになったこともまた、先生にはドラマであったのだ。
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