休職しているから時間があっていいねというかもしれないが、有意義な時間を過ごすために必要な、心を平穏に保つこと(滅入っていかないこと)は難しい。
思ってもいなかった4回目の休職にあたり、つくづく心を御するの難しさを考える。
このことにつき、心を落ち着かせるために毎朝20条ずつ読むように心掛けている「菜根譚」に、心洗われる文章がある。
まず、スカッとするような第73条の文章↓
ザックリ解釈すると、
天の道理にかなっていれば、何ら妨げるものもなく胸中はどこまでも広く感じる。
欲に染まっていれば、どこにいても茨や泥に足をとられた狭い世界と感じる。
ということで、これを読むと何か心の中に悶々としていたものが洗われ、気宇壮大になるのを感じる。
また、ところどころで逆境や有閑な時にも「放手=放過=投げ出さないこと」を訴えてくれている。以下、ザックリな解釈と共に参考としてご紹介。
第10条
成功に失敗の種が、失敗に成功の種が。失意のときこそ何かをするのだ。
第85条
暇なときにしたことが忙しい時に役立つ
言葉は違えど、同じようなことを繰り返し述べている箇所は多い↓
第84条
貧にも風雅あり。一度困窮し凋落の憂き目にあったとて
何故自暴自棄になる必要があるのか。
第117条
景気の良いときに衰えの種が、不景気に発生の種が。
零落困窮した時にこそ次の活躍の機運があるので落胆せず忍耐で時を待て。
第127条
災厄や逆境、困窮が人間を鍛えるのだ。
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