これも自分への戒めです。時に執拗なまでにしつこいことがあるなと思うからです。でも、一度、気持ちが途切れたら全く関心がなくなるので、これをどの程度制御できるかということでしょう。
まずは味に例えた2つの条文をご紹介。
第7条
強い酒や脂の濃い肉や辛い甘いは本当の味ではなく、真の味は淡泊。
(日本でいえばコメのようなものだ。)
第11条
美衣美食は名聞名利に拘泥する似て、志操は淡泊に現われる。
どうです。コメのようにさっぱりとしたものをと言われれば、大切なものだなとなんとなくイメージが湧きそうですね。
結果どうなるべきか例文2つ。
第37条
華麗を避けて淡泊に甘んじ、立派な人だという清名をこの世に残すべし
第98条
淡泊な者はしつこい者から疑われるが、とはいえ鋭く矛先を相手に向けない。
第98条の後段は特に私への戒めですね。君子は分かっていてもあまり責めないのだ・・・。それとなく自らの振る舞いで示すこと。
そうして、どのように見えたらいいか
第82条
竹林に風が吹くとサラサラ音を立て、風が過ぎると何もない。
雁が寒い岸辺を飛び、去った後は何もない。
事柄が起きたらそれに即応し心を働かせ、事柄が過ぎ去れば執着がない。
いいですね。時に投げやりなのかなと思ったりもしますが、この気持ちはありますね。特に仕事をやめると決めたときは。当然次の仕事には過去の要素を活かしますが、そこにもう執着はないという広大な感じ。今はそれに近いと思います。
でも、もっと小さな次元の時の方が手元が暗くて見えてないことがあるのです。常にここに立ち返れば、私ももっと焦ることがなくなるかなと思います。
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