「菜根譚」の第四テーマは「雅量」をもてということ。
ちょっと聞きなれない言葉ですが、Weblio 辞書で引いてみますと、
おおらかで、人をよく受け入れる性質。度量が大きいこと。
とあります。「狭量」の反対ととらえればいいかと。
先日の第二テーマ「和気」も雅量が必要でしょうから、これも私への戒めの言葉です。
まずは、綺麗なものとそうでないものの関係性について。
第24条
蝉や蛍の幼虫が成虫になるように、潔は汚、明は暗より生ずる。
第76条
腐った土には草木茂り、澄みすぎた水に魚はいない。我独り行くは狭量。
先日の第三テーマ「淡泊」とも関係ありそうです。
第83条
自分は清廉潔白でも、他人の欠点を受容し、料理のスパイスに使え。
第185条
いわゆる清濁併せ呑むべし
雅量は徳を磨くのに必要だ。雅量はどうやって大きくするのか。
第144条
徳は雅量によって進む。雅量は見識を広めて進む。
ということで狭量な人に徳望家はいないそうです。
そういえば、「水滸伝」の梁山泊の棟梁であった宋江は、これといった特技がなくても、人をよく束ねたそうですが、まさに雅量の大きさが誰よりも大きかったということでしょうか?
さあ、今日は経済の見識を広めるとするか。
幸福と経済の関係。これこそ急ぎ転換が必要な課題と言え、良書が見つかりましたよ!
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