2016年6月7日火曜日

「新・人間革命」13巻 北斗の章

これまで旭川どまりであった北海道であったが、1968年9月、学会員の念願叶って、旭川を経て、最北端の稚内まで伸一を迎えることができた。その後は「座談会」が形式的になっていくのを憂い、座談会革命を起こしていく。


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「世間の繁栄は相対的なものであり、諸行無常です。では、永遠の繁栄と幸福は、どうすれば得られるのか。それは、わが生命の宮殿を開き、自身の境涯を高めていく以外にありません。それには、広宣流布という大誓願に生き抜いていくことです」

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大聖人の御心である広宣流布を使命とし、正法を弘めゆく人は、地涌の菩薩であり、仏の使いであるとの宣言である。その実践のなかで自身が御本仏に連なり、仏・菩薩の生命が湧現するのである。清浄にして強き大生命力と無限の智慧とが脈動するのだ。そこに自身の生命の変革がり、「人間革命」「境涯革命」の道が開かれるのである。

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その一念においては、自身の苦悩に煩わされることのない、大いなる境涯を会得していたのである。境涯の革命は現実生活の転換をもたらし、功徳の花を咲かせ、幸福の果実を実らせていった。
師とともに広布の誓願に生きる――そこにこそ、絶対的幸福へと至る自身の人間革命と宿命転換の直道がある。この広宣流布の聖業に参加できることは、われら創価学会員に与えられた栄誉であり、特権といえようか。

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私たちの住む娑婆世界は、穢土、つまり汚れた国土であるが、正法を持った人の心は、霊鷲山すなわち常寂光土にあるとの大宣言です。ここが、わが使命の舞台であると心を定め、広宣流布に邁進する時、どんな場所も、どんな逆境も、かけがえのない宝処となっていきます。その原理を確信できるかどうかで、すべては決まってしまう。

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大変な理由を数えあげて、だから無理だ、だからダメだと言っていたのでは、いつまでたっても何も変わりません。自分の一念が、環境に負けているからです。戦わずして、敗北を正当化しているからです。

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仏法は「心こそ大切」と教えている。感謝がある人は幸福である。心には豊かさがあふれ、喜びに満ち、生き生きとして明るい。福徳が輝く。
しかし、感謝のない人は不幸である。その心は暗く、貧しく、いつも、不平と不満、嫉妬と恨みと愚痴の暗雲が渦巻いている。
だから、人も離れていく。希望も、福運も消してしまう。自分で自分の幸せを破壊し、空虚と絶望へと自らを追い込んでいるのだ。慢心の人もまた、感謝の心がないゆえに、不幸であり、孤独である。

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憂愁や恐れが迫るのをひしひしと感じる。しかし、現状に、感謝していこう。逆境だからこそ家族のことを愛おしく感じられる。また、広宣流布に生きるしかないと腹を決めていけるのだ。

もし世界に学会がなかったら、お前はとうに自殺しているのではないのか。



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